【受賞】石坂研究室大学院生が第28回日本フードファクター学会にてYoung Investigator Award受賞!
フードホルミシス研究室(石坂・村上研究室)に所属する博士前期課程2年の院生が、2023年11月18~19日に神戸で開催された第28回日本フードファクター学会にて発表し、「Young Investigator Award」を受賞しました。この賞は、食品の機能性研究に励む若手研究者が、口頭発表(発表4分+質疑3分)とポスター発表の両方を行い、その審査を経て、成績上位者に授与されました。
発表題目:乳汁への用量依存的なケルセチン移行が乳仔の生理機能性に与える影響
本発表では、(1)ケルセチンを摂取したマウスの母乳にケルセチンと代謝物が存在すること、(2)その母乳を飲んだ仔マウス生体内にケルセチンが移行することを、LC-QTOF-MS*分析にて詳細に解析しました。また、ケルセチン摂取マウスの母乳の抗酸化性に関する検討結果も発表しました。本研究はまだ動物レベルですが、将来的にはヒト研究に応用することで母子のより良い食生活に寄与することを目指しています。
*液体クロマトグラフ-飛行時間型質量分析計
受賞コメント
「この度はYoung Investigator Awardという名誉ある賞を頂くことができ、とても嬉しく思います。私にとって初めての対面でのポスター発表でしたが、多くの人に質問を頂き、本研究に興味を持っていただけていることが実感できました。また、様々な研究発表を拝聴することで、「より一層頑張りたい!」と刺激され、非常に有意義な時間となりました。受賞に際しまして、日頃から熱心にご指導してくださっている村上先生、石坂先生をはじめ、様々な場面でご助力いただいた多くの先生方に感謝申し上げます。大学院での研究生活も残りわずかとなりましたが、この受賞を励みに、最後まで研究に励んでいきたいと思います。」