「ポリフェノール」という言葉を聞いたことがあるでしょうか？野菜や果物に含まれ、私たちが一生を通して摂取している物質群です。これらには抗肥満作用や抗炎症作用など多彩な機能性が知られていますが、「なぜ効果があるのか」というメカニズムに関する知見は乏しいのが現状です。そこで私は「ホルミシス」（適度なストレスは身体に良いという概念）に着目し、新しいメカニズムの発見に挑戦しています。最近では、お茶のカテキンが脂肪を燃やすメカニズムについて全く新しい知見を得ました。

食は一生を通して私たちの人生に関わっています。ですから、食品に関する研究の進展は社会貢献に直結すると言えるでしょう。私の研究分野である食品機能学では「わかっていないこと」が山積み状態です。高校と違って、大学での学びの範囲や深さは無限です。大学での研究は自分で切り拓いていくものですが私が全面的にバックアップしますので安心してください。「研究って難しそうだけど興味がある」という生徒さんにはおススメします。