かんなび 学びいろいろ、環境人間学部のみちしるべ。

2023.10.05

【受賞】永井研(栄養生理学・栄養教育)院生が開発途上国における栄養教育研究で学会奨励賞

環境人間学博士後期課程・永井成美研究室の院生 (京都栄養医療専門学校勤務)が、日本栄養改善学会の奨励賞を受賞しました。これは、栄養学に関する学術的研究において、将来性のある業績をあげている若手研究者に与えられ、栄養学研究者への登竜門とも言われる栄誉ある賞です。研究タイトルは以下の通りです。

「開発途上国の小学校・幼稚園における栄養の授業実践と評価に関する研究」

兵庫県立大学へは大学院博士後期課程より入学し、長期履修制度を用いて現在5年目。永井研究室の卒業生で国際協力機構JICAの青年海外協力隊隊員の方から「フィリピンの児童が楽しく学べる栄養の授業や教材を考案してほしい」という依頼があり、日本の栄養教育の手法を活用してアジアの栄養課題解決に取り組みたいと考え、研究に参加しました。派遣メンバーの一人として現地に赴き、現地の医療、教育関係者や大学、JICAなどと協働し、児童がキャラクターの質問に答えながら栄養バランスの学習を進める新しい教材を制作、授業を実施しました。

また、モンゴル国では、歯科保健活動や教育活動等を行っている歯科医師で国立モンゴル医学・科学大学歯学部客員教授の岡崎好秀先生の協力を得て、う蝕予防を目的とした「おやつの選び方・食べ方」の幼児向け演劇教材を使った授業を行い、園児の反応と学習への積極的態度を調査。保護者と教師にはモンゴル語でまとめたハンドブックを配布しました。

この両国における、栄養教育プログラムと教材の応用可能性の評価を第一著者としてまとめた2編の論文が栄養学雑誌に掲載され、高い評価を受けての今回の受賞となりました。

現在は、日本国内の「低栄養問題」として若い女性の「痩せ」に着目し、日本人版ボディイメージ質問紙を開発。次いで、若い女性のSNS利用と体型認識に関する研究を精力的に進めています。

 

受賞コメント

歴史ある賞を授与いただき、これまで研究室で取り組んできた研究が評価されて大変うれしく思います。永井先生をはじめたくさんの先生方、ともに切磋琢磨した研究室の仲間、研究に関わってくださった皆様に心より感謝しています。今後は学会、ひいては栄養学研究の発展に少しでも貢献できるよう尽力したいです。

 

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