かんなび 学びいろいろ、環境人間学部のみちしるべ。

2022.09.09

ゼミ活動でイベントを開催し、「企画」という仕事の楽しさを実感。(鳥取県立鳥取西高校出身)

高校野球が大好き。選手を応援したい!

出身は鳥取県立鳥取西高校です。進学校でまじめな子も多く勉強が大変でしたが、部活も熱心なところでした。私はもともと高校野球が大好きだったので、最初は野球部のマネジャーになろうとしたのですが、当時は受け入れておらず断念。でも高校野球に関わりたいという想いで、応援団部のチア部に所属することにしました。野球部を応援できたことが高校生活の一番の思い出です。

応援団のチア部に所属し、野球部を応援

「私は何がしたい?」 見つけるために環境人間学部へ。

高校生の頃、私は何となく広告に関する仕事がしたいという想いはありましたが、とても漠然としていました。高校3年生になってどの大学に進もうかとWebサイトを検索。兵庫県立大学環境人間学部がヒットしました。

環境人間学部では、文系、理系にこだわらず幅広くいろんなことが学べると知り、ここでなら自分の好きなことが見いだせるかも。「ここだ!」と思いました。地元の鳥取から比較的近いということも大きかったですね。

いろいろなことにアンテナを張り 学びの幅を広げる。

1回生では、いろんな講義を受けました。人間学、心理学、メディア、文学、言葉の意味など。その中でとても興味がわく授業では、たとえばレポートを書く時も、もっと調べてみようと思えたり、もっとこうした方がいいかも?ってアイデアが出てきたりして、自分の中で「知識」として定着する感覚がありました。逆に、あまり興味が持てない授業も確かにありました。でも、そのようにアンテナを広げて幅広く学んだおかげで、だんだん自分が何に興味があるのかが見えてきたと思います。

1回生の最後に「人間形成系」「国際文化系」「社会デザイン系」「環境デザイン系」4つの系から一つを選択する時には、広告やメディアについて学べる「社会デザイン系」に進みたいと気持ちが固まっていました。

 

井関崇博ゼミで『姫路城下巨大鳥瞰絵図展』を開催。

3回生では井関崇博ゼミに所属したのですが、そこで『姫路城下巨大鳥瞰絵図展』のイベントを一から立ち上げ、企画、開催できたことが一番の経験になりました。

鳥瞰絵図とは、鳥の視点から見た地図のことです。鳥瞰図絵師の青山大介さんが描かれた「令和の姫路城下鳥瞰絵図2021」は、令和の姫路の姿を後世に残したいという地域の方々の想いから制作されたものでした。

その鳥瞰絵図を多くの人に知ってもらうにはどうすればいいか。それが、私たちのゼミの課題でした。話し合いを重ねた結果、鳥瞰絵図を大きく引き伸ばし、その上を歩いてもらうイベントを開催するというアイディアが出てきました。青山さんにも「面白そう!」と言っていただき、開催が決定。それからこのイベントの準備に取り掛かりました。当日のプログラムを考えたり、SNSやWEBサイトでイベントを広報したり、チラシを作り近隣の小学校に持って行ったりしました。研究室で作業をしていたら、いつのまにか外が暗くなっていたことも。おかげ様で開催2日間で約280人の方にご来場いただき、好評を得ることができました。

イベント開催にむけてゼミでミーティング

イベントを終えて青山大介さん(後列中央)と記念撮影

イベント企画の楽しさを実感。自分の進む道が決まる。

鳥瞰絵図のイベントを通して、みんなで意見を出し、協力しあいながらひとつのものを作り上げる喜び、楽しさを実感。私は、将来、こういったいわゆる「企画」の仕事がしたい。向いているとも思いました。

就職活動を始めて、神戸新聞事業社を見つけました。ここでなら、幅広い媒体を使った広告やイベントの企画、運営ができる。高3の時に環境人間学部を見つけた時と同じように「ここだ!」という感覚がありました。

幸い同社から内定を頂くことができました。いつか大好きな野球のイベントを企画したいです。新しいことを楽しんでやっていきたいと思っています。

自信を持って言えます。「大学は楽しい!」

いま学生最後の課題として卒業研究に取り組んでいます。テーマは「高校野球の応援について」。自由で面白い研究テーマが多いのは井関ゼミの魅力のひとつ。高校時にチアを経験をしたことから応援という「文化」にスポットをあてて研究を進める予定です。

あと勉学以外では、1年の時から念願の準硬式野球部のマネージャーとして活動してきました。選手やマネージャー、大好きな人たちと貴重な時間を過ごすことができました。人を支える喜びを味わえたし、コミュニケーション能力を身につけられたかなと思います。

今、自分の夢や興味のあるもの、自分の進む道が分からない人、環境人間学部をお勧めします。この学部では、幅広く学べ、いろんな選択ができます。学ぶうちに、私のように自分の方向性が見えてくると思いますよ。

高校からの念願だった野球部マネジャーとして活動

苦楽を共にした準硬式野球部のチームメイトと。

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