かんなび 学びいろいろ、環境人間学部のみちしるべ。

2023.12.25

乾 美紀教授(多文化共生教育)が「ASEAN諸国の学校に行けない子どもたち」を出版

乾 美紀(人間形成系)

 

世界には、学校に行けない子どもたち(OOSCY)が約2億5800万人存在します。その理由には貧困、無国籍、紛争、災害、アクセスの悪さなど多様な要因が見られます。近年注目されているSDGsにおいても「質の高い教育をみんなに(SDGs4)」が目標の一つとされ、国際社会が一丸となってこの問題に取り組む姿勢を見せています。

本書では、域内での国際教育支援ネットワークが進むアセアン諸国のケーススタディを行い、国家間協力の現状と国家独自の課題を浮かび上がらせ、国際社会全体の教育支援のあり方を考えることを試みました。

なお本書では、机上では決して触れることができない現場の生の声に耳を傾けてほしいという思いでOOSCYを支援する立場の方にコラムの執筆を依頼しました。その中でラオスに教育支援を行う国際学生協力団体CHISE(チーズ)の代表であり乾ゼミの卒業生である北川愛夏さんに、これまで行ってきた支援やその効果についてコラムを書いて頂きました。ぜひ学生でもできるSDGs4への取組について知って頂きたいです。

 

乾美紀編著(2023)『ASEAN諸国の学校に行けない子どもたち』東信堂

 

\ この記事をシェア /

Twitter Facebook