かんなび 学びいろいろ、環境人間学部のみちしるべ。

2024.02.26

文化形成について学びを深め、イギリス女性運動史の研究へ(石倉和佳ゼミ)【姫路市立姫路高校出身】

多くの専門分野が学べる。「選択肢はたくさんある方がいい」

高校は、勉強、行事どちらも熱心なメリハリの利いた学校でした。地元で強豪と知られる吹奏楽部に所属し、小学校から続けていたトロンボーンを担当。部長団の一人として部員をまとめ、西播地区のコンクールで最優秀賞を受賞したことが、自分の成長を感じた一番の思い出です。

環境人間学部に行きたいと思うようになったのは、高校一年生の時。担任の先生から「私に合いそうだ」と勧められたのがきっかけでした。学部のホームページを調べたり、担任の先生から情報を得る中で、いろいろな専門分野の授業があることを知り、やりたいことがいっぱいあって興味の幅が広い私には、「何でもできる学部。選択肢はたくさんある方がいい」と魅力を感じました。高校2年生で理系を選択していましたが、文系の学問の方が向いているかもと思っていたので、文理融合というところも惹かれました。

4つの系から興味のある授業を選択。「ジェンダー」に関心を持つきっかけに。

環境人間学部では2年生にあがる時に、4つの系いずれかに進みますが、私は、その時に迷わないように1年生の間に、系の枠を超えて興味をもった授業はできるだけ幅広く履修しました。中でも一番面白かったのが『比較文化概論』の授業で、ディズニーのおとぎ話における「ジェンダー」を考える講義でした。私なりにジェンダーについて考え、過去にあったささいな出来事も「差別だったのではないか」と考え直すきっかけになりました。この授業を受けたことや、洋書や洋画が好きだったことから、2年生に上がる際は国際文化系を希望しました。

国際文化系に進み、文化形成の過程を学ぶ楽しさを知る。

2年生で受講した石倉和佳先生の『コミュニティ文化論』で、イギリスの社交場であったコーヒーハウスの発展の過程やイギリスのガーデンが様々な植物の輸入を経て、発展していく流れを学びました。時代背景や社会環境が変わっていく中、人のうわさ話にも耳を傾けながらコミュニティが形成されていく過程を知るのはとても面白く感じました。もともとハリーポッターやシャーロックホームズが好きでイギリスに興味があったこともあって、3年生からはイギリス文化が専門の石倉ゼミに所属することにしました。

石倉ゼミで出会った一冊の本をきっかけに「イギリス女性運動史」の研究へ。

ゼミに入ってすぐに、先生から本のリストが提示され、リストの中からゼミ生それぞれが興味を持った1冊を選びます。その1冊の本を読んではまとめ、発表するという形でゼミ研究が進みました。

私は19世紀のイギリスの男子教育の発展が書かれた『パブリックスクール』(新井潤美著)を選択。男子教育の本を読み進めるうちに、反対に「女子の教育は?」と疑問に思うようになりました。調べてみると、当時の女子はまともに教育を受けていなかったことが分かり、自分の卒業研究のテーマへとつながっていきました。

私は今、イギリス19世紀のヴィクトリア朝における女性の社会活動、をテーマに研究を進めています。『イギリス女性運動史』(レイ・ストレイチー著)をはじめ20冊以上の本を読み、イギリスにおける女性問題についての運動が「ヴィクトリア朝」の時代に多く起こっていることから、転換期であったと焦点を当てることにしました。

卒論を書く上で、先生からたくさんアドバイスをいただきました。参考文献の書き方をはじめ、論文の書き方、発表の仕方を丁寧に指導していただき感謝しています。

卒論研究もまとめの段階になり、1章ではヴィクトリア朝の時代背景をあげ、2章では女性運動に影響を与えた人物の一人としてナイチンゲールを取り上げようと考えています。社会で活躍する場がなかったクリミア戦争時に、看護師として注目されたナイチンゲールは、その後、女性が立ち上がるきっかけになったはずです。ナイチンゲールのことが書かれた本は看護系のことがほとんどですが、社会活動家的な一面が書かれた本を見つけ、今、読み進めているところです。

誰かのためになる仕事がしたい。目標だった姫路市役所へ。

小さい頃から公務員、中でも市役所で働きたいと思っていました。3年生の時に環境人間キャンパス内で開催される「公務員試験対策講座」を受講。夏休みには、姫路市役所のインターンに参加し、3つの部署で経験させていただきました。部署によって、まったく違う業務内容であるにも関わらず、直接的ではなくても最終的に「市民のため」になっていることが分かり、やりがいを感じました。

目標に向かって、公務員試験に向けての勉強、インターンで得た経験を糧に確実に歩みを進めてはいましたが、4年生のはじめ就職活動に関してすごく不安になっていました。そんな時、キャンパス内にあるキャリアセンターに行き、今の自分の状況をありのまま聞いてもらいました。キャリアセンターの方に「今のままで大丈夫」と何度も背中を押してもらい、乗り越えることができました。

ありがたいことに、姫路市役所から内定をいただくことができました。SDGsや地球温暖化など、環境人間学部で学んだ幅広い知識は、必ず就職先でも活かせると思っています。

自分の好きなことを大切に。充実した大学生活を。

環境人間学部は、自分の好きなことを大切にしつつ、興味のある分野や自分の世界を広げられる学部です。授業の種類が多く、2年生で系選択した後でも、興味のある授業なら他の系であっても受けることができるのが魅力です。また、各ゼミが5~6人と少人数制なので、先生との距離が近く、研究のことや就職のことでも相談することができます。

将来、やりたいことが決まっている人も、まだ決まってない人も、自分に合った授業の選び方ができ、充実した大学生活を送れると思います。

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