かんなび 学びいろいろ、環境人間学部のみちしるべ。

2024.04.21

地域とともに“限界突破“ 総合美術同好会がマラソンランナーに贈る横断幕(by 総合美術同好会)

総合美術同好会

 

姫路城マラソンは、2024年2月11日に開催された姫路市と兵庫陸上競技協会が主催のマラソンイベントです。姫路城前の大手前通りをスタートし、姫路城三の丸広場をゴールとしたコースで、今年度は8726人の方が参加されました。このマラソンに参加するランナーを応援するため、総合美術同好会が横断幕を作成しました。青空を背景に、姫路の象徴である白鷺とその下を走るランナーを力強く表現していました。

同好会に昇格してからの初挑戦

本学の学生自治会から横断幕作成の依頼が来たのは2023年10月、私たちの団体がサークルから同好会に昇格してから2か月後のことで、大学公認の組織として認められてから最初にいただいたご依頼でした。

初めてということでメンバーそれぞれが特別な想いを抱き、奮闘するマラソンランナーに元気を与え、姫路城マラソンに貢献しようと団結して描きました。
縦1m×横5mの巨大な横断幕を広げて作業するための場所の手配や、色付けに使用するインクの準備等、制作に取り掛かる前に解決しなければならない課題はいくつもありましたが、自治会の方にもサポートしていただき、作業に集中する環境を整えることができました。

デザインの工夫と細部へのこだわり

マラソンに挑むランナーを元気づけるためにどのようなデザインやメッセージがふさわしいのかメンバー同士で何度も議論を交わし、試行錯誤を繰り返しました。特によく話した部分は応援する気持ちと迫力をどのように表現するかについてです。ランナーの方々が走っていて余裕のない時でも、一目見て応援されていると伝わることを意識しました。
メインの白鷺は縦1mの横断幕の中に収めつつ、力強く表現するため羽を大きく横に広げた構図を採用し、背景に風の流れを描くことで疾走感を演出しました。白鷺の下書きは鳥類を描くのが得意な峯松さんが担当し、その上から写実画が得意で、高校時代に絵画の全国大会にも出場していた三宅さんが着色することで、非常にリアルで美しい白鷺が完成しました。

また、白鷺のサイドにある『限界突破』の文字は、限界に挑戦するランナーの背中を押す言葉を複数話し合い、その中でも一目で伝わるシンプルで分かりやすい単語を選びました。そして、その想いが伝わりやすいよう、文字を大胆に大きく書き、周りを銀色の縁で囲んで強調しました。

そのほかにもランナーの髪や服の影、風の流し方など細部に至るまで全員がこだわって制作しています。

授業やアルバイトで多忙の中、メンバー同士時間を作って作業を進め、最終的に全員が納得する作品を完成させることができました。

地域に与え、与えられる関係に

姫路城マラソンの横断幕作成の一番の目的は、参加するランナーの方々を応援し、イベントを盛り上げて地域貢献することです。実際に完成した横断幕は当日に書写エリアに設置していただき、多くのランナーの方たちの目に入ったと思います。一人でも多くの方に私たちの応援が伝わっていると嬉しいです。

一方、制作を進めていく過程でメンバー同士の団結力が次第に強くなり、一人ひとりの活動に対する積極性や主体性が向上するなど、自分たちが貢献する側であるはずが逆に私たちが良い影響を受けていると感じる場面が何度もありました。

地域への一方的な貢献ではなく、互いに良い影響を与え合う非常に有意義な経験をさせていただきました。今後もこのような機会があれば積極的に参加させていただきたいです。

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