【フィールドワーク】大学1年生むけ「データ+フィールドワーク」による環境人間学部らしさ全開の授業を実施!
2022年度から新たにスタートした早期教育充実化の1つとして、特別フィールドワーク「データサイエンス・アドバンスコース」を夏休みに行いました。参加したのは、1年前期の「データサイエンス入門」をきっかけに、チャレンジすることに興味津々の1年生15名です。担当教員は、社会デザイン系の太田尚孝先生(都市計画)、環境デザイン系の木村敏文先生(生態画像解析)と水島靖典先生(建築構造)です。
この科目では、全国に1つしかない環境人間学部ならではの「文理融合」「複眼的視点」「人と環境」の面白さを1年生が早期に体感的に理解し、これからの自分たちの学びにつなげていくために、PC技術とフィールドワークという一見して相反する要素を組み合わせた授業を目指しました。
参加学生は、フィールドワークの事前勉強として、GIS(地理情報システム)を用いた訪問地の基礎的情報(人口動態、産業構造等)を自分たちで整理しました。
離島の観光まちづくりと空き家再生の現場を訪問!
9月9日(金)のフィールドワークは、姫路環境人間キャンパスと同じく姫路市にある離島の家島を訪れました。いえしまコンシェルジュの中西和也さんのガイドによる島歩きや、学生がレンタサイクルを使って自由に島めぐりを行いました。また、空き家を改装した「いえしまハレテラス」の見学も実施しました。
画像編集ソフトと3次元CADソフトに挑戦!
9月16日(金)の学内PC演習は、A207教室及びA108W教室にて行いました。AMは家島のフィールドワークで撮影した写真をAdobe Photoshopという画像編集ソフトウェアを使って、オリジナル・家島ポストカードを作成しました。PMは、3次元CADソフトウェアのRhinocerosを用いた建築設計の基礎を学び、大阪のフィールドワークの事前準備としました。
超高層建築物の裏側とコンピュテーショナルデザインの最前線を見学!
9月20日(火)のフィールドワークは、最初にあべのハルカスにて、超高層建築物のバックヤードを見学し、安全・安心で快適なビル環境に必要な設備や施設を案内してもらいました。続いて、三栄建設では、新事務所の構造設計に関わった竹中工務店の方々からコンピューターを使った建築デザインの最新技術について現地見学もしながら説明をいただきました。
学生の声あるいは、受講の成果など
参加した1年生からは、
・普段行かないところに行って話を聞き専門的な知識を学ぶことができ、自分の今後の学びに繋げることができた。
・建築への関心が高まって、今まで漠然としていたものが、より具体的に現実的に固まってきた。
・実際に現地に赴いて活動することで得られるその場の雰囲気から感じられ、その専門分野で普段から活動しているプロフェッショナルに話をうかがうことができた。
・1 番の収穫は、主体的に動ける学生生活にしていきたいと思えるようになった。
・この授業で初めて話した子もいて学びながら人間関係も広げることができたので良かった。
・特別 FW を通して普段は見ることのできないものに触れる機会を多く得ることができた点が非常に良く、いままで以上にものの見方の幅が広がったように感じた。
といった声が寄せられました。
環境人間学部では、これからも幅広い視点と確かな専門性を身につけるための様々な学びの機会を提供し、人と環境のあり方を探求していきます!