【プレゼン】学生が一堂に会し研究や活動の成果を発表するプレゼンイベント「環境人間学フォーラム」を開催
環境人間学フォーラムとは
人前で自分の考えを発表する「プレゼンテーション」。準備は大変ですし、本番は緊張もしますね。でもだからこそ、プレゼンは人間を成長させてくれます。環境人間学部・研究科では学生・院生の日頃の研究や活動の成果を発表するプレゼンイベント「環境人間学フォーラム」を毎年秋に開催してきました。この記事ではこのイベントについて簡単に報告します。
プレゼンテーションを動画で収録し、ネットで学内公開
プレゼンテーションといえば多くの聴衆の前で行うのが一般的。ただ、コロナ禍で感染拡大が心配されたこと、また、専門性の高いものだと一回聞いただけでは十分に理解できない場合があることなどの課題がありました。
そこで、2021年度はプレゼンテーションを動画で収録し、全動画をYouTubeに登録。その動画を一定期間、特設サイトで公開するとともに、その内のいくつかを選定して上映会を開催する形に変更しました。そして、2022年度もこの方式を継承し、上映会を11月10日に開催し、合わせてミニポスターの展示も行いました。
誰が、どのような発表を?
フォーラムは申込制で、学部・研究科の学生・院生であれば個人でもグループでも可。2022年度は計33件の申し込みがありました。4年生個人の卒業研究の発表、3年のゼミグループによる研究発表、学生団体の実践報告など、さらに、今年度は高校生グループによる申し込みもありました(高校生の発表については別の記事で紹介する予定です)。
10月末に一つ一つのプレゼンの撮影を行いました。内容は大きく研究系と実践活動系があり、前者は実験や調査を通して新たな知見を得ようとするもので、初期段階のもの、終盤のもの、完了したものなど様々。実践活動系についてはゼミや学生団体のグループで、学外の課題について取り組むもの、学内者をターゲットに意識や行動をかえていくことを目指すものなどがありました。
持ち時間は7分。伝えたいことはたくさんある中で、制限時間の中で何を、どう伝えるべきか、構成やスライド、口頭説明を工夫していました。
ミニポスターの展示
各発表者はA3サイズのミニポスターを作成しました。紙面が限られる中で自分たちの発表の最も重要なポイントは何かを考え、興味を持ってもらうためのデザインなどを工夫していました。
これをキャンパス内の人が最も多く行きかう場所に掲示。通りがかる学生や教員たちはどのようなテーマの発表があるのか興味深そうに見入っていました。
特設サイトでの視聴とフィードバック
11月10~17日の8日間、この全動画を特設サイトで公開。1年生から大学院生まで、数百人の学生が視聴しました。動画を介したプレゼンテーションだと質疑応答に相当する双方向のやりとりがなくなってしまいます。そこでフォーラムではウェブアンケートシステム(グーグルフォーム)をつかって聴衆からコメントを集め、総計1600件のコメントが発表者に返されました。発表者にとっても大きな学びになっているようでした。
12件の動画を大教室で上映
11月10日には33件の中から12件を選定し、3~4限の時間をつかって大教室で上映会を開催しました。1年生は必修授業の一環として位置付けられていたので全員が視聴し、2年生以上も多くの学生が視聴しました。当日は、この12件を対象に投票で聴衆賞を選出し、表彰しました。
優秀なプレゼンテーションにゆりのき会賞・SDGs賞を表彰
フォーラムでは優秀な発表に対して、本学部のOBOG会であるゆりのき会から、先の聴衆賞に加えて、ゆりのき会賞(最優秀賞・優秀賞・秀逸ポスター賞・奨励賞)がおくられ、12月8日の表彰式が行われました。
さらに、SDGsの観点から優れた発表に対してSDGs賞がおくられ、12月17日に開催される環境人間学研究科20周年記念式典において授賞式を行う予定です。