山端 直人(YAMABATA,Naoto)
専門分野・研究テーマ
農村部を中心に社会問題となっている野生動物による被害、いわゆる「獣害」の改善には、動物の管理に合わせ、地域での被害防除や加害個体の捕獲等の取り組みが必要です。そして、これらを持続的に行うには、地域主体の取り組みと、それをサポートできる公の体制が重要となります。さらに、これら地域主体の取り組みは獣害対策だけでなく、防災や福祉など、今後の地域社会のための社会基盤を育てる共通の手法となり得ます。そのため、地域政策や農村計画の研究を基礎に、獣害を軽減できる社会モデルや、その育成手法などを研究しています。また、アクションリサーチの手法を用いた現場実証により、獣害対策による地域の多様な変化を捉え、それらを社会に還元できる研究を目指しています。
学生・高校生へのメッセージ
獣害を改善する手法は、これからの地域社会問題を解決する手法に繋がります。なかでも、アクションリサーチは地域の課題を解決し、地域社会を良い方向に変え得る実践的な研究手法です。実践的な社会科学を学んでみませんか?