クモ類やその近縁なグループ（クモガタ類）の分類学・生態学的な研究を行なっています。日本から東南アジアにかけて、まだまだ未発見の種が多く、その多様性を明らかにすることが第一の目標です。また、どのように生物多様性が生まれ、維持されてきたのかを解明することも目標の一つで、アリに擬態するクモ類に着目し、その多様性創出・維持機構について、系統分類学と生態学の両アプローチから研究を行なっています。

6度目の大量絶滅期にあるといわれる現在、「何が、どこに、何種類いるか」という多様性のパターン情報は、保全生物学など様々な分野へ波及効果をもたらします。生物の多様性に興味のある学生の皆さんをお待ちしています。