かんなび 学びいろいろ、環境人間学部のみちしるべ。

吉田 優(YOSHIDA,Masaru)

食環境栄養課程 教授
研究分野

メタボロミクス、代謝学、個別化栄養療法

専門分野・研究テーマ

メタボロミクス(メタボローム解析)は,生体内の代謝産物を網羅的に解析する研究手法です。本分野では、メタボロミクスを実際の現場で役立つように研究開発を行っています。栄養学部だけでなく、医学部、農学部、薬学部などの異なる分野の研究者と連携して、幅広い研究を行っています。食品、細胞、実験動物、臨床検体などの代謝物情報を網羅的に測定して代謝物の情報を複合し、プロファイリングによる評価、新規栄養療法の開発などを行っています。

学生・高校生へのメッセージ

食と栄養は、健康に直接関与する大切な分野です。私の研究分野である生体情報医学では、代謝物の網羅的解析手法の一つであるメタボローム解析を用いて、代謝を切り口に様々な研究を進めています。特に、実際の臨床に応用可能な個別化栄養療法など、将来の新しい治療に役立つ研究を目指しています。基礎研究や臨床研究に興味がある、勉強してみたいという学生さんにはピッタリだと思います。ぜひ、一緒に研究しましょう。

オミックス

メタボロミクス

使用している分析機器

Shimadzu GCMS-QP2010 Ultra

高速のスキャンスピードを持つ、ガスクロマトグラフ四重極型質量分析計です。約500種のデータベースを完備し、主として水溶性代謝物(糖・有機酸・脂肪酸・アミノ酸など)の一斉解析(ノンターゲット解析・半定量解析)を行っています。

Shimadzu LCMS8040

高速液体クロマトグラフトリプル四重極型質量分析計です。P/N切り替え、スキャンスピードが速いため、多数のMRMを組むことが可能です。主として脂質などの疎水性代謝物ならびにイオンペアによる水溶性アニオン性代謝物の一斉解析システムを構築しています。

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