三田村 哲哉(MITAMURA,Tetsuya)
専門分野・研究テーマ
専門分野は、建築学のうちの建築史・意匠で、授業は主に「建築史」と「建築デザイン演習」を担当しています。研究対象は現代・近代の建築・都市で、そのうち戦間期フランスに焦点を当てた研究を継続しています。研究テーマには「フランスを中心としたアール・デコの建築」「地中海都市におけるフランスの建築家・都市計画家アンリ・プロスト(1874-1959)の功績」「20世紀前半に建築家・都市計画家・造園家が牽引した新たな都市計画ユルバニスム」があります。またこのほかに「世界の建築コンバージョンに関する共同研究」のほか、「建築家と研究室学生の協働による建築の設計活動」も実施しています。
学生へのメッセージ
建築意匠の目的の1つは、建築美を生み出す造形原理の解明にあります。新たな建築の創造には過去の偉人や秀作に学ぶことが不可欠です。また実際に設計活動に取り組むことも重要です。それまで見えていなかった課題が浮かび上がるからです。こうして次の研究テーマが生まれます。研究と設計は車の両輪で、理論と実践という表裏一体の関係にあります。建築家は研究と設計の両者に取り組むことが求められるのです。