専門分野は環境経済学です。今日、気候変動に伴う自然災害の激甚化が懸念されていますが、このような気候変動リスクに対して、社会がどのように対応すべきかを検討するために、気候変動による経済的なリスクを見積もる必要があります。具体的には、環境保全と経済成長を両立するために、市場価格のない自然環境の経済的価値を計測しながら、今何が起こっているのか、将来何が起こり得るのか、そして、どのような対策が効果的なのかについて研究を行っています。詳しくは動画をご覧ください。

中嶌研究室では、学生は「自分の好きなテーマを、好きな視点から、データを使って定量的に評価する」ということに基づいて研究を行っています。自ら提起した問題について定量的に分析し、その考察や問題解決に繋がる提案を行います。3年生は他大学とのインゼミ（研究報告会）を行います。このインゼミでは、学生が協力しながら主体的に研究を進め、本番では他大学の学生と活発な議論を行います。4年生は卒業研究を中心に、3年生のゼミにも参加し、アドバイスなどを行っています。また、研究以外にも、自らの考えを聞き手に正確に伝える力を伸ばすために、教員やゼミ生との積極的な議論やプレゼンテーションを歓迎します。その他、ゼミ合宿でその地域の資源を身をもって学ぶことや、懇親会を通じて学年を超えた学生同士の交流も大事にしています。