かんなび 学びいろいろ、環境人間学部のみちしるべ。

保坂 裕子(HOSAKA,Yuko)

人間形成系 准教授
研究分野

生涯発達心理学、社会文化的活動理論、ナラティヴ心理学

専門分野・研究テーマ

これまでは学校教育現場において、子どもたちがなにをいかに学ぶのかについて、友人関係やアイデンティティの観点から研究を進めてきました。 現在は、さまざまな背景から困難な環境に生きる子どもたちの発達をサポートするために、なにが必要なのか、何ができるのかについて、学生さんたちとともに考え、実践しています。困難を生きるとは、どういうことか。たとえば、子ども食堂の実践。子どもたちは、何のために子ども食堂へやってくるのか。なにを求めているのか。「おなかすいた」という言葉面だけではない、子どもたちや周りの大人たちの「語り」をいかに聴くことができるのか。そして、それらの「声」をいかに私たちがともに生きるために活かすことができるのか。さまざまな人が生きる環境について生涯発達の観点から、考えていきたいと思います。

学生・高校生へのメッセージ

ひとが発達するとはどういうことか。さまざまな意味で困難な状況におかれている子どもたちの発達支援ニーズを探るため、一緒にフィールドワークに出かけませんか。「困難」の指標は、外から勝手に設定することはできません。子どもたちと環境を共有し、子どもたちの発する声をいかに聴くことができるのかについて、実践経験を踏まえ、理論的にも考えていけたらと思います。現状に「問い」を見つけることの面白さと難しさをともに体験しましょう。

その他

本学部には、子どもたちを支えるボランティアを行っている学生団体もありますよ。

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