藤木 大介(FUJIKI,Daisuke)
専門分野・研究テーマ
近年、増えすぎたニホンジカによって日本各地で森林植生の深刻な衰退が報告されています。シカから森林生態系を保全するためには、まず被害を把握し、被害とシカの生息状況の関係を明らかにした上で、管理目標を定める必要があります。さらに実際の管理施策においてはその効果を科学的に評価し、必要に応じて柔軟に計画を修正していく必要があります。シカ問題の解決には研究者が行政と連携して、このような役割を積極的に果たしていくことが必要だと考えています。 シカ問題の解決最優先で研究を進めていますが、スタンスとしては、野生動物とその生息地である森林との関わりを明らかにすることで、森林管理と野生動物管理の橋渡しをすることを念頭にシカ以外の研究も進めています。