高木 俊(TAKAGI,Shun)
専門分野・研究テーマ
野生動物の個体数や分布の時空間的変動と、生物間の相互作用についての研究を行っています。主な研究アプローチとして、野外で得られる現在の情報と、モニタリングデータから得られる過去の情報を組み合わせて、その背景にある動態や相互作用の推定を行っています。
狩猟データや各種のモニタリング情報からシカやクマなどの大型哺乳類の個体数動態を推定し、適切な野生動物管理のありかたを提言するといった応用的課題に加え、シカの分布拡大が他の動物群集や植物と動物の相互作用にどのように間接的影響をあたえるかといった群集生態学的な研究にも取り組んでいます。
学生へのメッセージ
野生動物管理の分野では分布や被害に関する多くのモニタリングデータが存在します。これらの既存情報を活用するスキルを身につけることができれば、自分のデータだけからは検証が難しい課題もクリアできる可能性がひらけます。豊富なデータを活かした基礎・応用研究にチャレンジしたい学生さんを歓迎します。