食品の物性と嗜好性、咀嚼性の関係について研究しています。加工食品のテクスチャー改善と高齢者の食事の改善を目指して、食品ハイドロコロイド（食品中の高分子である多糖類やタンパク質など）の利用で食品の物性がどのように変わるか、咀嚼時や嚥下時への効果などについて研究しています。主な研究テーマとして１）食品ハイドロコロイドの物性と嗜好性に関する研究、２）大豆タンパク質混合系の力学的・熱的挙動に及ぼす影響についての研究、３）高齢者向け食品の物性と嗜好性、咀嚼性に関する研究　などがあります。

食生活の多様化とともに食品素材、調理・加工、流通方法は変化しています。 講義では、調理・加工・貯蔵に伴う食品の品質、物性、栄養成分の理論を学んでいます。食品プロセス実験、調理学実習では、実際に調理・加工・貯蔵実験を行い、評価方法を理解し、食事設計と栄養・調理のあり方を考察しています。ゼミでは、伝統食品だけではなく、新規食品素材、新しい加工法を取り入れ、物性と嗜好性・咀嚼性の関連について研究しています。