風間 健宏(KAZAMA, Takehiro)
専門分野・研究テーマ
兵庫県には多くのため池があり、農業用水を供給するだけでなく、水辺の景観形成や生態系保全場所としても機能しています。さらに近年、温室効果ガスの貯留/排出のバランスに影響を及ぼす存在としても着目されていますが、まだまだ研究が少なく、未解明な部分が多いのが現状です。
私たちは、ため池など湖沼の生物生産や物質循環を明らかにするため、水質を決定する化学物質やプランクトンなど微生物に着目し、研究を進めています。
学生・高校生へのメッセージ
将来は研究者になりたい、と考えている方もおられるかと思います。研究者になるためには、覚悟と忍耐と日々の積み重ねが重要です。現在の学力は、あまり関係がありません。まずは、自分の好きな研究対象を見極め、関連する学問分野を深めていって下さい。
湖沼環境に見られる現象を理解するには、物理学、化学、生物学など、広範な分野に跨る幅広い知識が必要とされます。非常に難しいですが、だからこそ最もやりがいのある、面白い分野だとも思います。まだまだ謎が多いこの分野を、一緒に研究してみませんか?